原料費調整制度について

 「原料費調整制度」とは、輸入原料価格の変動を迅速にガス料金へ反映することを目的として、輸入原料(LNG、LPG)の価格変動に応じてガス料金を調整する制度です。

 輸入原料価格は、為替レートや原油価格の影響を受けて毎月変動します。基準として設定した「基準平均原料価格」と3ヶ月ごとの「平均原料価格」とを比較し、その変動分を単位料金(1㎥あたり単価)で調整します。

原料費調整制度のイメージ

調整単位料金は以下の要領で算定します。

原料費調整額の算定方法

① 原料となるLNG・LPGの3ケ月間の平均原料価格を算定します。(10円未満は四捨五入)
平均原料価格(円/トン)
トン当たりLNG平均価格(円/トン)× 0.9711

トン当たりLPG平均価格(円/トン)× 0.0460
② 基準平均原料価格と平均原料価格を比較し変動額を算定します。(100円未満は切り捨て)
変動額(円/トン) = ①の平均原料価格(円/トン)- 基準平均原料価格(円/トン)
基準平均原料価格 54,690(円/トン)

③ 原料費調整額を算定し単位料金へ反映します。(小数点第3位以下は切り捨て)
原料費調整額 = ②の変動額(円/トン)× 0.077円/㎥ ÷ 100円 ×(1+消費税率)
※0.077円/㎥:原料価格が1トンあたり100円変動した場合のガス料金1㎥あたりの価格変動額です。

調整単位料金 = 基準単位料金 ± 原料費調整額

調整単位料金の適用月について

調整単位料金の適用月は次のとおりです。

調整単位料金
の適用月
平均原料価格の算定期間 調整単位料金
の適用月
平均原料価格の算定期間
1月分 前年8月~10月までの3ヶ月間 7月分 当年2月~4月までの3ヶ月間
2月分 前年9月~11月までの3ヶ月間 8月分 当年3月~5月までの3ヶ月間
3月分 前年10月~12月までの3ヶ月間 9月分 当年4月~6月までの3ヶ月間
4月分 前年11月~当年1月までの3ヶ月間 10月分 当年5月~7月までの3ヶ月間
5月分 前年12月~当年2月までの3ヶ月間 11月分 当年6月~8月までの3ヶ月間
6月分 当年1月~3月までの3ヶ月間 12月分 当年7月~9月までの3ヶ月間