ガスコージェネレーションシステム
ガスコージェネレーションシステムとは?
1つのエネルギーから複数のエネルギーを同時に取り出すシステムを「コージェネレーションシステム」といいます。
ガスコージェネレーションシステムは、クリーンな都市ガス(天然ガス)を燃料としてガスエンジンやガスタービンなどの原動機を駆動させ電気をつくります。
この電気を建物内で使用するとともに、同時に発生する排熱を温水や蒸気として回収し、給湯や冷暖房に、あるいは生産工程などに利用します。
主に病院・ホテル・工場などエネルギー需要が多い施設において、省エネルギー・環境保全に役立つものとして広く採用されています。
ガスコージェネレーションシステムの特長
1.省エネ性
電気をつくると同時に排熱を回収し利用することによって、高効率、省エネルギーが達成されます
( 電気エネルギー ) + ( 熱エネルギー ) で総合効率は、約70~80%になります。
2.クリーン性
燃料にクリーンな天然ガスを使用するので、SOx の排出はなく、NOx、CO2 の排出量も少ないことから、環境保全に寄与します。
3.すぐれた経済性
システムの排熱により給湯や暖房ができるほか、吸収式冷凍機と組み合わせることで冷 房も可能となり、エネルギーコストを引き下げることができます。
また、電力需要のピーク時に買電量を抑えることができるため、受電設備の軽減が図れ るとともに、契約電力を削減して基本料金を節約できます。
4.電力のピークカットに貢献
熱需要の多い昼間にガスコージェネレーションシステムを運転することにより電力のピークカットが可能となります。
5.エネルギー源の安定確保
商用電力とガスコージェネレーションシステムによる発電電力の併用で、電源の二重化が図れます。